理想の桃香を探して。
いつも自分の誕生日プレゼントとしてフレグランスを買っていました。
でも今年はまだ決められないで7月が終わろうとしています。
というのも、体とともに鼻も肥えているから。
「アロマセラピストだから」という訳ではなく、「子供の頃から自宅に香りが溢れていたからアロマにも興味を持った」という方が正しいかも。
大阪の都会のど真ん中に住んでいましたが、門から玄関まで庭がありました。
庭には樫の木や紅葉の木、笹やススキなどの木々が生えていました。
土もあったので、寒い冬の朝には霜柱が立っていました。
母が育てた鉢植えもあったし、毎週お花屋さんが来て伯母が庭先で選んでいました。
蟻はもちろん、バッタやコオロギがいたし、アマガエルやトノサマガエルも庭に住んでいました。
野良ネコやイタチも忍び込んでましたね。
家自体は木造家屋で縁の下には炭があったり。
小さな頃遊んでいた砂場にサツマイモの種芋を植えて、収穫してから庭で焼き芋をしました。
都会に居ながらにして、わりと自然児のような環境で暮らしていました。
今から思えば、いろんな匂いがしていましたね。
それにお洒落だった伯母の香水好きが加わります。
伯母の部屋に行くと、いろんな形の香水瓶がキラキラしていました。
子供だった私には濃厚すぎましたね。
それでも伯母の香り好きが遺伝したのか、清水寺近くの土産物屋さんで買ってもらったジャスミンの匂い袋を大事にしていました。
今から思えばマセガキです。
こういう生い立ちのおかげか、すっかり鼻が肥えてしまいました。
だから人工的な香りは基本苦手です。
アルデヒドなど、最初は「おっ?」と思うのですが、しつこくてすぐ飽きます。
瓜系やマリン系もあまり好きではない。
フルーツ系でもベリーはNG。
ここらへん、全部人工香料です。
桃も然り。
以前、「桃のアロマはないですか?」と聞かれたことがあります。
ないです。
フルーツ系では柑橘のみ精油が採れますが、果皮から抽出します。
桃の果汁のような香りは人工香料です。
それなのに今年はなぜか桃香水を纏いたくなりました。
私が以前試して、唯一心に残っているフレグランス。
それがケイコ・メシェリのPEDU DE PECHE(ポードペシェ)
知ったときは関西では買えませんでした。
日本では新宿の伊勢丹メンズ館か横浜のバーニーズだけ。
横浜に勉強会に行った時別の香りを買い、ポードペシェの試供品を頂きました。
確かその時売り切れだった気がします。
桃香水というよりも、お風呂上りにピーチの香りのパウダーを纏ったような香り、
だったように記憶しています。
ピーチフレーバーって元気でかわいいお子様チックになりがちじゃないですか。
そのキャピキャピ感は微塵も出さず、ほとんど拡散もせず、落ち着いた桃香。
もうモテ香水とか要りません。
そもそもそんな感覚で香りを選んだことがないですが。
自分の女性性を静かに認めるための香り、とでもいいましょうか。
懐かしくて通販で買おうとしたら、、、ない!
バーニーズどころか、伊勢丹からも撤退(T_T)
本場アメリカでは販売中。。
個人輸入しようかしら。
どなたは近々アメリカに旅行とか出張、ないですか?
その前に今日本で買える桃フレグランスを調べてみました。
人気のジョーマローンにありました、ピーチではなくネクタリンですが。
大阪に販売店がありますが、店頭ではトップノートしか感じられないんだな。
なので4種類選んでちょこっと試せるアドマイザーを取り寄せました。
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ネクタリン ブロッサム&ハニーからお試し。
・・・
うん、桃ですね。
それほどキャピキャピしてない大人の渋い感じもあります。
でも体温高めの私には、あまーい!
最終的に「これ知ってる、前使ってた」ってなり、記憶をたどって思い出しました。
あー、ケーレックスだ。
プリスクリプティブのケーレックス。
バブル後半〜はじけてからもしばらくあったアメリカのコスメブランド。
確か、自分の肌色のパウダーをブレンドしてくれるのが売りだったっけ。
あのケーレックス、フルーティーフローラルでとても人気がありました。
でもつけすぎ注意!
小学校で流行っていた香り付き消しゴムにも似ていました。
つい買っちゃって後悔した香り。
あれに似ています。
いえ、ジョーマローンのほうが大人っぽさはありますが。
甘い香りが大甘になる私にはNGでした。
他にも3種類取り寄せたので、レビューはまた今度。
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